北折一ブログ

2014年12月21日

さあどうかなの島、その2.後ろ髪引かれる編

佐渡での講演が終わりました。
地方の講演の際には、その町の住民さんの健康状況を下調べするのですが、
佐渡では驚愕の事実!!!
平均寿命と健康寿命との差が、ギャグかと思うくらい短いのです。
厚生労働省の出してる数字では、平均寿命から健康寿命を引いた数値は、
男性で9.1年。女性では12.7年とされてます。
つまり、人生の最後に人のご厄介になって過ごさねばならない不健康な時間を9年から13年ほど過ごしてから、人は死ぬということです。
それがねー!!
佐渡では、男性が0.5年。女性では1.07年です。
なんすかこれ!?
ってくらい、皆が最後の最後まで元気で過ごしているってことです。
いちばんの理由は、ありきたりだけど、
「不便も多い生活だから」なのだと思います。真ん中に平らな土地はあるけどほとんど傾斜地で、足腰が鍛えられ、畑仕事と果樹栽培をかなりの高齢者でもこなしてます。
そして、必然的に地元の品が中心の食生活。
てゆーかねえ。
ホントに元気なのですよ、会場に集まったお客さんたちが。
どう見ても80は軽く超えてそうな人たちが、前の方の席をびっしりと埋めてるんですよ。
もうメタボとかどうでもよさそうな、つーかメタボ健診74歳までですから!!

でね…。
ぼくが受けたテーマは「さらば!メタボよ、むし歯・歯周病よ」だったのに、主催者の方が、それとは別に、会場の賑やかしに大きな看板を作ってくれてました。それがですねー。
「ガッテン流!元気で長生きする秘策教えます!!」だったりするわけですよ〜。
さあどうかな〜、佐渡ヶ島。
それぼく、聞いてないですから!!と言っても、もうしょーがない。
「長生きの達人集団」に向かって、「長生きの秘策」を50の若造が語るという、
不思議な事態に、しっかりと立ち向かってきました。
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そのために必死で考えた最初のギャグが、
「看板にはそう書いてあるんですけど、自慢じゃないんですが、ぼくは生まれてこの方!ただの一度たりとも!!…長生きはしたことありませんから」。
これが、受けてくれてホントに助かりました。
終了後、背筋のピンとした90過ぎのおじいちゃんが、メタボ対策の話を聞いて「また長生きできる」とうれしそうに僕に話しかけてくれるんですよ。
いやーすごいす、佐渡。
もちろん、佐渡でも40〜50代の方々の健康状況が悪くなってる実態もあります。
でもねー。イベント全体が温かい空気に満たされていて、
なんだか本当に「佐渡は幸せの島」を実感する一日でした。

あ!!この日もまた、タイトルに「ガッテン」という名がついていたことの、うれしいエピソードがありました。
なんと。元ガッテンのディレクターのご両親が一升瓶持って来てくださったのです。
「能力のないダメな息子を引っ張り上げてくださって感謝してます」と。
ちなみに彼は今、「ダーウィンが来た!」を頑張って作ってます。

その翌日の日曜日も、佐渡はあきれるほどのいいお天気でした。
(写真は、新潟県最大の湖・加茂湖です。)
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こんなに日に家族と遊びもせず、地域の行事が目白押しにもかかわらず、朝から午後まで健康づくりの研修を受講する女性たちが、佐渡にはいました。
たまたまぼくが佐渡に来ることを知り、有志だけでお金を出し合って講師料を工面して集まってくれた人たち。
完全手づくり、少人数主義で、みっちりと5時間半・休憩含む。
一人アタマかなり高額の負担だったためもあるのか、皆さんホント真面目にしっかりと聴いてくれました。 お昼には手製のデザートまで用意してくれて。 
こんなのは初めて!!
そーゆー「本気な」保健師さんたちがしっかり存在することも、佐渡の健康寿命が長い理由の一つでしょう。
あんなに真剣に聞いていただけると、ぼくの方もつい力が入ってしまいます。まだまだ島の皆さんのお力になりたい気持ちで一杯になるのでした。


まあでも!!この島との縁は切れないな。
友達の友達、というだけでめちゃ熱心に島を案内してくださった、
佐渡ジオパークガイド協会の岩立さん。
友達の友達、というだけで、美味しい海産物を食べさせてくださった、
めちゃかわいくて美人の丸中商店のおかみさん。
友達の友達、というだけでおいしいお酒にお寿司にラーメンにギョーザまでごちそうしてくださった、北雪の蔵元さん。
もちろん、自主研修会を開いてくださった保健事業に従事する皆さん。
そして、真面目で熱心な仕事ぶりの、サドテレビの皆さん。
などなど、またすぐにでも会いたい人たちばかりです。
てゆーか、絶対来るし!!

新潟に向かうジェットフォイルの出航時、窓から遠くの岸壁を見やると、
はるか向こうに巨大な虫取り網を持ったおじさんが。
同じおじさんに違いないね、同じ場所だし。またサヨリ獲ってるんだ。
去りがたし、佐渡。。。
と思ったら、港を出て数分後に、0259から始まる番号で電話が入りました。
佐渡の人の未練が、ぼくを引き戻そうとしてくれているのか。。。。!?

「すみません、ルームキーお持ちのままじゃないですか?」
「え?あれ?あ、はいありました」
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…やっぱ、切れそうにないね、このご縁は。
そしてやっぱりやらかしました。家に着く目前、小田急線にお土産忘れてきました〜〜〜〜〜"(-""-)" 佐渡汽船の売店で買った、コブダイの形の鯛焼き、かわいかったのになー。つぶさないようにすごーく気を使って、船〜バス〜新幹線〜JR〜小田急乗り継いだのになー。。。コブダイ.jpg

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2014年12月20日

ツアー6. さあどうかな、の島

年内の講演がすべて終わりました。
自分で言うのもなんですが、よく働きました。
「慣れればもっとラクになる」
そう言い聞かせて、言い聞かせて、何とか乗り切ってきましたが、
ウソだと知りました。
ちっともラクになんか、なりゃしない!!
同じようなテーマで昨日話したばかりの話をするにも、
うまく話せないのではないかという恐怖で、ギリギリまでスライドを見直し、見直してるとまた何か思いついてしまい、作り直そうとし始める。それが間に合わないと、新しいストレスが生じる。
そのストレスから逃れるように、Facebookを開いて何か書いてみたり、短い空き時間に竿を出したり酒を飲んだり。
結果、ますます追いつめられる。
そんな中で4泊もした佐渡島について、10月23日〜27日の記録でーす。

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佐渡は大好きな島です。
前に来たのはもう10年以上前かなー。
小野アナウンサーが「岩ガキ」の取材で海に潜るロケに同行した時でした。
昭和中期、いや、もっと前にタイムスリップしたかのような町並みが、そっこら中に。
撮影の合間に、手つかずの渓流で美しいヤマメを釣ったのもよい思い出です。

今回もまた、いきなり幸せ感、ドバドバですよ〜。
着いてすぐ、美味しいお寿司屋さんに連れてっていただいたんですが、
そのメンバーがすごいです。
島にある蔵元さんの社長に専務、杜氏さんに、最高技術顧問(A県の醸造試験場の元・場長さん)。
この社長がおもしろくてねー。
ロバート・デ・ニーロと仲良しなのです。
というのも、彼が経営するNYのレストラン・NOBUの日本酒は
すべて佐渡のこの蔵で造られてるから。
この日も、レストランの支店があるドバイから帰って来たばっかで、
めちゃ寒がってました。
ドバイでは、自分の酒が1本16万円でビックリしたそうです。
ここでね、普段は蔵にほとんどいない社長と杜氏さんとが、作りたい酒の味を巡って
大論戦なのです。
社長が求める「海外でも売れる味」と、杜氏の求める「伝統的な日本の味」とに、
やや開きがあるのです。どっちの言い分もよくわかり、おもしろいのです。
そんなのに加えてもらって飲める幸せ。
もちろんお酒も、社長や技術顧問が持ち込んだおいしいのが次々と出てきます。
先日は蔵に玉置浩二が来たそうで、彼が「恋の中に愛が見え隠れするドキドキする味」と絶賛したお酒も飲みました。そのお酒のラベルが、技術顧問の奥さまが展覧会に出品してた絵だったりする、なんて話も、楽しい肴。
たまらんですよ〜。

翌朝は、講演の前夜祭の前に、蔵見学にも行きました。
港の真ん前。津波が来たらひとたまりもないところにありました。
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社長の持ちネタのギャグが、「新潟に出るだけでも海外旅行」、なのですが、
ホントにここから世界各国に海を越えてお酒が旅立ってるんですねー。
とかなんとか思ってるうちに、蔵元に竿を置き忘れてくるという失態で、
その日の釣りはお預けになりました。
それにしても、それはそれは美しい海。
日本海なのに、湖かと思っちゃうような、ぺったぺたのベタ凪。
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港では、どこ歩いても、ギャグかと思うくらいのサヨリと小アジの大群。
それをおっちゃんが、巨大な虫取り網みたいなので、すくいまくり。
「やまらんちゃ。やまらんちゃ」と言いつつです。
ホント、かわいい島。
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それがですねー。かわいいだけじゃない、驚きの島だったりもするのです。
それはまた、次回。
posted by kitaori at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪滅ぼし、ツアー記

2014年12月14日

その5.倉敷でアイビー気分の巻

今日は、愛媛県の西予市に来ています。
ミカンの産地だから暖かいと思ったら、寒波で雪も降りました。
このあと2時間の講演が終わったら大急ぎで帰って、
明日は、雪の岩手県は、水沢江刺。
もちろん期日前投票してきましたよー!!

西予、聞いたこともない町(10年前に合併でできた名前)でしたが、
いいところですねえ!! 
昨日は、半日観光客気分で、古い街並みや温泉を楽しみました。
いずれ、西予の様子もアップしますが、順番ね。
罪滅ぼしのツアー記、第5弾は秋雨の倉敷です。

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鳥取⇒広島⇒倉敷の旅から帰ってきました。
倉敷で泊まったのが、蔦のからまるシブ〜いホテル。
明治時代に建てられた、紡績工場(クラボー)をそのまま活かして改装した建物でした。
部屋の窓からの蔦がいい感じ。
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この建物、朝の連ドラ「マッサン」のロケ地にもなってるんだとか。
ぼくは見てないんでわかんないけど、2枚目の写真のメタセコイアの木の辺りで奥さんと知り合い、3枚目の写真奥の入り口付近で、ウイスキーの作り方を教えてくれと懇願したとかなんとか。
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ついでなんで、美観地区を散歩しました。
雨の平日とあって、人も少なく、落ち着いた雰囲気を堪能。
倉敷、いいなー。また来なきゃ。
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講演先の人がこんな宿をご用意してくれなかったら、
きっと駅前のビジネスに泊まって、少しも倉敷を楽しむことなく帰ったんだろーなー。ありがたいことです。
たまには観光客になるのもいいもんですねえ。
前夜の懇親会で出していただいたお酒の蔵元さんも、古い街並みで発見!!
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そして、我が家で一泊して今朝から佐渡島に4泊のお仕事です。
潜ろうと思ったけど、準備の余裕すらなく、
鳥取に持って行った釣り道具をそのまま持参します。
posted by kitaori at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪滅ぼし、ツアー記