北折一ブログ

2015年09月28日

なななななんと、長崎編。

ふと気づいたら、9月は一度も更新してないままじゃないですか!!
すみませんです。
決してシルバーウィークで遊びほうけたりしてたわけじゃありません。
Facebookの再利用で恐縮ながら、
「なななななんと」シリーズの、長崎編です。


こないだ、長崎と佐世保でお仕事いたしました。
地元新聞社主催の会員制の「政経懇話会」という会で、
企業の経営者や幹部などいわゆる名士の方々の多い、会員限定のきっちりした会合です。
なんとですねえ。
日本最古の洋間のある、あの坂本龍馬の刀傷もある事で有名な
料亭のおかみさんも会場でぼくの話を聴いていらっしゃってたそうです。
でね。
会の直前、ぼくの目の前でご担当者の方が携帯電話に出て発した一言が、なんと!!
「はい。あ、地酒の会のご参加…2名様ですね?」
えええ〜っ!!
「ぼくも東京で地酒の会やってるんですよ〜」
(ご存知の方はご存知、ぼくがもう15年も前から世話人を仰せつかってる、
「狛江でおいしい地酒を楽しむ会」ですね。検索検索!!)
てなわけで、そこからはとんとん拍子で話がまとまって、
その晩は長崎の地魚で、楽しい日本酒の宴になりました。
お酒好きはお酒好き同士、呼び合うものなんですねえ。
講演の直前に申し込みの電話が無ければ、お互い知らないまんまでしたもんねえ。
新聞社の局次長さんが「趣味で大好きで」と事務局長をしている、その会。
ちなみに、ななんと!!
史跡ともなってる、上記料亭が会場という贅沢な会。
お料理もしっかり味わいつつ、長崎検番による由緒ある踊りも眺めつつ、
全国から取り寄せた銘酒14種類を楽しめる、
歴史と文化の薫り高きお酒の会なんですって。
(残念ながら、その当日はぼくは名古屋でお仕事で、参加不能。)

で。もうひとつのなななんとは、講演が終了した直後のできごと。
スーツにネクタイ、美しい和装の方々ばかりの会合だったのに、
扉を開けて部屋を一歩出たそこには!!
アロハっぽいシャツに短パン・白髪の短髪に真っ黒に日焼けした、
いかにも浜辺にいそうなオッサンがニヤニヤしてるじゃ、あ〜りませんか。

「おう、北折くん!!」
なんとですねえ。
静岡局時代のカメラマンでした。え、なんでここに!?!?!?
じつはもう10年も前に、親御さんの介護もあって長崎局に異動されてたそうです。
その後いきなり大分に転勤を命じられ、「介護があるから無理だ」と交渉したにもかかわらず、「決まっちゃったもんは仕方がないだろ」の一点張りだったので、
なんと、あっさり辞めちゃったんだとか(あっさりでもなかったと思いますが)。
彼はニュース担当のカメラマンだったので、普段一緒に働くことはほとんどありませんでしたが、開発されたばかりのハイビジョン用の特別番組「四季・南アルプス」を一緒に作りました。
北アルプスと違って未開の南アルプス南部は、テレビカメラ自体がほとんど入ったことの無い場所。
ケーブルカーやロープウェイはもちろんのこと、林道すらほとんど無し。
そんなたいへんな場所で、じつはその前の年に3000メートル峰の山頂から「日本初の生中継」をおこなったのもぼくだったんですよ〜。
それにしてもタイヘンだったなー、ハイビジョン。残雪で閉ざされた林道をソリでゾリゾリと機材運んで、雪で半分埋まった山小屋掘り出すところからでしたからねー。
しかも当時のハイビジョンは、カメラ30s・三脚20sで、電源は50sの発電機2台回して40分かけて調整しないと撮影そのものができない代物でしたからねー。ケーブルでつないだ巨大な収録機で録画、でしたからねー。機材と食糧で1トン以上、人力で運びましたからねー。
今じゃ、手のひらサイズのハンディカムなのにね。
なんてことを短時間のうちに懐かしんだりしました。
お互い辞めてなければ出会えなかった、1990年の思い出でした。

ちなみになんでそんな浜辺の親父風になってたかというと、NHKを辞めた後は趣味だったヨットで、クルージングの仕事をしてたからだそうで。
収入のことは聞きませんでしたが、長崎の青い海・入り組んだ島々を自由自在に帆走できりゃ、あの会社に居続けるよりは幸せだったと思います。
いい顔してましたもんねえ、ほんと。
posted by kitaori at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪滅ぼし、ツアー記

2015年03月23日

元気だせいよ!その2

すみません、たまには短いのもいいかなと思っただけで、
「つづく」とやっちゃいました。

明治の小学校で繰り返されている「いい大人なのに」というのは、
童心に帰って授業を受けられる、ってことでした〜。
(事前予約必要かも。)
2014121315040000.jpg
不思議に楽しいんですよねー、これ。
オルガンも弾いてもらえるし。
ちなみに誰もが歌えるあの歌に、こんな2番があったなんて、知ってました??
7番まであるんですって。2014121315110000.jpg
そして、校内には市民から寄贈されたものも含め、貴重な教科書や教材の数々。
中には、言論統制化の、スミ塗りのものと、その「使用前」のものも。
総理大臣による言論統制に従ってしまっている、Nのつく放送局の人には、
ちゃんと見といてもらわんと、ですね。2014121315160000.jpg

で、怖い鬼の話。
市内の各町に、独自の「牛鬼」がいるのです。
祭りの日程もバラバラ、顔かたちもバラバラのバラエティ感なのですが、
開明学校のすぐ真ん前の民具館に大集合してました。
これがねえ。みょーにキモ怖いんですよ。
顔がへこんでいたり、本物の人毛がもじゃもじゃしてたり、色使いが暗かったり。
2014121314400003.jpg
2014121314420000.jpg
2014121314400001.jpg

しかもけっこうでかい。
こんなのが練り歩きます。
子どもが見たら、まじトラウマになりそうなものだらけ。
連れてってくれた保健師さんたちや民具館の方々、それぞれ自分の町内の鬼の話も聞かせていただき、よりいっそう興味深かったですねえ。
ぜひまた祭りのときに来てみたい町になりました。

観光地としては地味なんだけど、その分ホントに「じっくり」ができる町、西予市。
その西予市で「元気だせいよ!」というイベントに呼んでいただき、元気をいただきました。

ちょっとだけ、本当は仕事で出かけた証しを書いとこかな。
西予市は、すでに生活習慣病で病院にかかっている人の医療費が、安いのです。
全国平均で月に10,931円のところ、なんと7,251円。
薬の量が少なく済んでいる人たちが多いのでしょう。
ただし!!
それは健診をちゃんと受けてる人たちの話。
受けてない人たちでは、ほぼ全国並みに月々30,543円も!!
受けてる人たちの血液検査の値が軒並み全国平均よりも悪かったのも気になるところ。
ということは!!
受けてない人がどんだけ悪いのか、怖いですねー。
なんてお話を、市民の皆さまにしてきました。
少しでも良くなってくれるとよいですね〜。

まあそれはそれとして、
温泉宿にも泊まれたし、海も山もカルスト台地もあるし。
周辺の街がどれも個性的な味わいってのもおもしろいし。
お金を落としていってくれる人が少なすぎると保全も大変かもしれないんで、
機会があったらお出かけ下さいねー。のんびりするには、超穴場です!!


posted by kitaori at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪滅ぼし、ツアー記

2014年12月28日

「和歌山で感動したこと。たぶんぼく、日本でも数少ない…」

あっという間に年末ですねー。
なんだかずっとバタバタしてた1年でした。
でも、全国の皆様のおかげで、
本当に充実した、「生きててよかった」をたくさん感じまくった1年でした。
ありがとうございました 心から感謝申し上げます。

たぶん、年内最後のブログ更新も、
そんな「生きててよかった」のひとつです。これまた、Facebookからの転載ですみません。
一応、加筆修正はしてますからね。
じつはぼく、これまで講演のお仕事では唯一行ったことがなかったのが、
和歌山県です。その和歌山での、11月5日のできごとです。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

ある大手メーカーさんの和歌山工場で、メタボ対策の社員研修のお仕事をさせていただきました。
終了後、ちょい内気そうな、それでいて何か持ってそうな若者が、ひとり残って声をかけてくれました。
なんと!
まだ入社してすぐの若さにもかかわらず、以前ぼくの本を2冊も購入して、ダイエットに成功した経験があるそうです。それだけでも嬉しいのに!!
「え、なんでその本選んでくれたんですか?」と聞いたらですねー。
ガッテンが始まった年から、ずーっと毎週見ててくれたんだとか。
28歳。理系の大学院まで出て研究職に就いてる、というプロフィールのまんまの風貌・人格・話し方。優しくてまじめで、失礼ながら本当にかわいい、ガッテンバイトにいそうな感じの人でした。
彼がその日の夕方、自席に戻ってぼくにメールで伝えてくれたこと。
それが、とっても感動だったのです。

かなり昔のガッテンの放送で、電子レンジの卵料理で破裂しない方法を紹介したのに、
全国で何件も破裂してしまったという事件がありました。
それについて書いてくれてたのです。
本人に無断で、転載しちゃおっかな。原文ママです。

「あるある事件以降、健康番組にはやっぱり信頼感が必要だと感じました。
記憶があいまいですが、ガッテンのコーナーで「ゆで卵を電子レンジでつくる」方法を紹介されてて、
方法を間違った(?)視聴者の方が電子レンジ内で卵を破裂させる、ということがあった記憶があります。
でも、次の週には貴重な番組の時間を割いて、卵を破裂させた方がいらっしゃったこと、
正しい方法等、事後のフォローが完璧で、やっぱり信頼できるな、と思った記憶があります。」

すごくないすか!?!? てゆーかすごすぎないすか!?!?
だって、いま28歳ですよ。これ放送したの、1999年ですよ。
てことは、6年生なんですよ!!
「事後のフォローが完璧で」って!!

実際には、卵と電子レンジについての検証番組を作るのには、2か月以上かかっています。
「ガッテンがどういう番組であるべきか」を、思いっきり考えまくって、毎日死ぬ思いで作ってた頃なので、担当ディレクターが連日、マジ浮かない顔で卵を破裂させる実験を行っていたのを、ぼくは昨日のことのように覚えています。もう15年も前のことなのに。
局内には、こうしたトラブルを「思い出させない方がいい」という声が強い中で、
「これをきちんとやった方が信頼を得られる」と、押しまくったことも。
だからね、激しく激しく激しく嬉しいわけです。
その検証番組を、翌週すぐに放送したという記憶を持ってくれてることが。
(翌週は、「破裂する恐れがあるのでやらないでください」とだけお伝えしました。)

この日本に、一体何人のテレビマン・元テレビマンがいるかは、さっぱりわかりかねますが、こういう嬉しさを、しょっちゅう味わえる人って、皆無に等しいんじゃないでしょうか。それを「直に」伝えてもらえる幸せを味わえるだなんて。
テレビが国民的娯楽だった時代が終わった後の時代に、
ウィークリーの情報番組で、という条件下では、レア中のレア中のレアでしょ。

はー。もうホント、バカとしか言いようがないですね、Nのつくテレビ局の番組制作局長。
こーゆーことの起きうる講演活動を、「原則として禁止」にしちゃうわけですからねー。
お客さんと放送局をつなぐ強力なパイプというか、超強力な「信者獲得」の手立てだったのにねえ。
そして、その変なルールができたせいで、
ぼくは二度と番組を作ることも無くなったわけですからねー。

あ、ちなみにね。
その彼の勤め先(=今回の講演先)は、「あるある事件」でお取りつぶしになっちゃった、
その番組を「一社提供」していた会社なのです。
なんかおもしろくないすか??
posted by kitaori at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪滅ぼし、ツアー記