毎年毎年、大きな災害…。やりきれない思いですね。
毎日流され続ける映像に、だんだん慣れっこになってしまって、なんとも思わなくなる人も多いんじゃないかと心配になるくらいです。
去年、倉敷市の真備にボランティアでお手伝いに行き、報道されなくなってからもずっと、被災地では大変な思いをされていることを実感しました。
チャンスがあれば、また真備に行かなきゃと思ってるうちに、どんどん行かなきゃな場所が増えまくってしまって…。台風被害の千葉に行こう行こうと思ってたら、またまたあまりにも広範囲な災害が!!
そんな中。
本日は、自分の住んでいる狛江市にボランティアに出かけました。
報道はほぼされていませんが、じつはうちの同じ町内でも床上床下浸水が100戸以上、別の地域でも川が氾濫して、めっちゃ広い範囲で水浸しになっていました。
もっと大変なことになってるところが、たくさんある中、とりあえず地元をすっ飛ばすわけにもいかないですからね。
今日行ったのがこの近辺。
深いところではぼくの胸くらいまで泥水に浸かった跡が残ってます。
団地の駐車場に止めてあった車は、ほぼ全滅だったと聞きました。
昭和49年の決壊をみんな知っているせいか、「多摩川が決壊しなきゃ大丈夫」という意識が、少なからずあったかもしれませんね、狛江市民には。
でもじつは、今回氾濫したのは、この、ドブ川程度の小河川。今日は水深5センチくらいのきれいな水が流れてました。
多摩川に流れ込んでる川なのですが、多摩川の水位が上がり過ぎていたため、水門を閉じるしかなかったそうです。逆流したら、下手するともっと恐ろしいことになったかもしれないから。それで周辺一帯、かなりの規模で水浸しになりました。
うちの近所も、排水がうまく行かず、川が切れたわけでもないのにじわじわと床上まで水が上がってきたんだそうです。
今日の仕事は、市内各所から集まってきた泥を処理施設に搬入するために、「ひたすら土嚢から出す」という、地味で単に体力勝負のお仕事でした。喜んでくれる人の顔を見ることもない、ホント地味で地味すぎるくらいな作業。
でも、いいのです。何とも言えない気持ちになれるのです。
やってもやっても終わらない、土嚢の数。出てくるのは砂だったり泥だったり葉っぱ混じりだったり農作物の破片だったり。それだけたくさんの人が、ひとつひとつ袋に詰めたんだなーと思うと、「休憩時間とかいらないから」な気持ちになるのです。
去年、ぼくは「また来たい!」って気持ちになれるから、「もっとボランティアしましょうよ」とブログに書きました。
http://blog.kitaori.jp/article/184350641.html
http://blog.kitaori.jp/article/184728932.html
おとなしくて控えめ過ぎましたね。
もっと強く言います。ボランティアに行くとね、
「うれしい楽しい気持ちいい!!」んですよ。
その気持ちを味わうために出かける、それでいいじゃないですか。
「困っている人を救うために自分の労力と時間を費やす」…そんな崇高なこと、思っても思わなくてもどーでもいーですから、楽しむためだけでいーから、もっと出かけてください。
今日一番思ったのは、それです。
だって楽しいんだもん。気持ちいいんだもん。
そして、圧倒的に人手が足りてないんだもん。
やんなきゃならないお仕事は皆さん、たくさんあるでしょう。ぼくもそうです。
だからこそ、ちょっとした時間を見つけて(1日かかりますが)、得難い楽しみを得るためのレジャーだと思って参加する人が少しでも増えれば、
そしたら、「結果として」、助かる人が増えるのです。
もちろんぼくもまた行きますよ。
あちこち行くべき場所だらけですもん。
&得られる気持ちよさと比べたら、アホみたいに安いレジャーなんですもん。
行きましょーよ。
ね!!!!!
2019年10月22日
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