姫路に出張があったついでに、倉敷市真備地区にボランティア活動に行ってきました。
けっこう寂しい感じでした。
トータル174名の参加とHPには書いてありましたが、朝ボランティアセンターで見たのは、パッと見で50人くらいかな。前回9月3日とは大違い。
1チーム5人編成なので、10軒程度しか行けない感じでした。
あらためて、「真備・水害」で画像検索してみてください。
あれだけのことが起こったんで、行かなきゃいけない場所がまだまだまだまだなのです。
津波被害と違い、静かに水に浸かった住宅が大半なので、街並みは一見落ち着いてるように見えます。でも、建物の中は、壁や床をはがしたっきり手つかずのままの家がとても多い。家の中に侵入してきた水は雨水ではなく、周辺の汚物(汲み取り式のトイレもあれば、破壊された浄化槽も多数。土壌中の破傷風菌も)を含んだ泥流。乾けばOKという話ではないのです。
窓や出窓、ドアが壊れて吹きさらし状態の家や、今まさに解体している家、解体業者待ちの家ばかりで、夜は真っ暗なんだそうです。
今日のお仕事は、その窓や出窓のお掃除。作業としては、ふつーの一般家庭の大掃除レベルではあります。でも、ここまで来るまでのたいへんさを思うと、家の人だけで家中の全部の窓をきれいにするのは、「途方にくれる」作業なのだということが、壁も床も全部はがされて柱ばっかの家を目の当たりにすると、想像できちゃうのです。
前回と違って、「心の負担を少しでもお片付けする」作業として、お手伝いさせていただきました。
それをする人手が、まだまだまだまだ全然足りてない!!のです。必要な人数は、一日に350人だそうです。
これからでも行ってみようかなと思われる方に向けて、軽く状況報告。
・必ずしも長靴が必要ではなくなってきてます。 場所によっては解体の手伝いは残ってるかもしれないのと、床をはがしたまんまの家も多いので、クギの踏み抜きにそなえた、鉄板入りの靴の中敷きは、用意したほうがよい(ボランティアセンターにも貸し出し用のは少しあります)。
・作業は室内の掃除・片付けのお手伝いが大半になってます。
・ゴーグル・マスクは用意。今回は雨上がり・無風だったのでぼくは使いませんでしたが、看護師の人は使用していました。乾燥して風が吹くと、周辺はすごいホコリだそうで。遠くから近づくと、真備町周辺だけ空気がどんより濁ってるように見えるそうです。
・まもなくボランティアセンターが、現地に引っ越します。集合・解散についてはHPで確認。
ぼくはまだ2回目でしたが、周りを見ると、センターの人ともすっかり顔なじみのベテランさんばっかになって来てます。ベテランしか来なくなってきてるってことですね。
まあやることは同じですからね。とりあえず行きさえすればOKです。時間がたってきたからこその新たな疲労感を、「人が来てくれるという現象」で持って、軽減するためにも。人数が減って、来てほしいのに来てもらえないお家が、まだまだまだまだめ〜〜〜っちゃたくさん残ってますから。
もちろんぼくも、また行きますよ。
だって今回も思ったんだもん。また来たい、と。
あ、そんなベテランさんを差し置いてなんなんですけど、ぼく地元のテレビに出ちゃいました。ボランティアセンターの引っ越し関連のニュースで。お時間ある人はご覧くださいませ。一瞬ですが、インタビューでしゃべってます。
https://www.rnc.co.jp/news/index.asp?mode=1&nwnbr=2018101712&fbclid=IwAR1VmIwJ1_1R_FOSFoBdjzwcANrjbr1S5fjZBE0p3wi_SOa2BGBUsSIKtd0
どーでもいい話ですけど、こーゆーの見ても、映像とナレーション、もうちょっとなんとかならんかったかねーと思っちゃったりするところが、元テレビ屋のおかしなクセですね。
2018年10月20日
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