北折一ブログ

2018年04月16日

今年の工夫。

気が付いたら、もうずいぶんブログの更新を怠ってました。
すみません。m(__)m
じつはこの4月、講演が一本も入ってません。
めっちゃヒマ!!うれしい!!と思う反面、収入はある冊子の2ページの執筆1本分。
マックのバイト3日分ほどしかありません(泣)。
じゃ、ブログくらいたくさん書けそうな気もしますが、じつは年内に出版予定の単行本の執筆で、
めっちゃがんじがらめの生活です。朝から深夜まで、ずっとパソコンに向かってます。
そんなこんなで、怠っておりました。なんかね、FBは強迫観念で時々更新するんですけどね。
このブログの方が、書くのに緊張する分、先延ばしになるのです(言い訳)。

本日は、今年から正式に始めた、講演上の工夫について。

講演を手話通訳してもらうことも多いのですが、
だいたいは、2人で15分交代が多いです。15分ごとに入れ替わり立ち代わり。
同時通訳はすごく集中して翻訳作業を行うので、たいへんだからです。
ぼくの場合、スピードも速く言葉数が多いですから、なおさらです。
なので、打ち合わせをしっかりできるよう、早めに会場入りしています。
…が、最長で1時間くらいかけて、事前に講演一本分丸ごと全部、
本番通りにスライドも全部お見せして打ち合わせても、
いろいろ伏線を張って、手数をかけて積み上げた渾身のギャグの
今から正にオチを言わんとしてるタイミングで、
ちょうど入れ替わったりされちゃう悲しい思いを何度もしてきました。
そこで!!去年後半から試行錯誤しながら考えたのが、
ちょうど話題の切り替わる、絶好のタイミングで入れ替わってもらうための工夫。
左上の角に薄黄色の△マークが出たら、「まもなく交代!心の準備を」。
「で、このマークが出ているうちに、ぼく絶対に『では!!』と言いますので、
そのタイミングで代わってください。」
20180407_182834.jpg
こんな感じの。
もちろん多少の前後はあるものの、「ほぼ15分置き」に配置してます。
ぼくは一言一句に近いくらい台本通りにしゃべるので、
時間に関してはかなり正確な計算ができるのです。
20180407_182816.jpg
先日も、千葉県白井市でおこなったところ、
手話通訳さんにも大好評で、とても喜んでもらえました。
何より、聴覚障がい者の方にも、
今までで一番味わっていただけたんじゃないか、と思います。
終了後、本の販売のところに聴覚障がい者の方が来てくださり、
手話であいさつしてくれたりすると、ホントめちゃうれしいです。
(ぼくは、「ありがとう」くらいしかお返事できませんが…。)

もちろん、会場によって立ち位置も違いますから、
直前の打ち合わせの際に確認して、通訳さんの見やすい位置に、
右上だったり右下だったり、△マークも毎回その場で作り変えます。
場合によっては、演台の位置やら照明を変えてもらうこともあります。
そんな機会のありそうな方は、どうぞご参考になさってください。
△マーク方式も、ご自由にご導入くださいませ。

とか言う話を、FBに書いたら、たまたま高校大学の後輩で、
もう30年もあってない人が、なんと要約筆記さんをやってて、
メッセージをくれました。
感激ですねー、世間は狭いというか。
「北折さんのように情報保障(手話・要約筆記)にここまで配慮してくださる講演者の人に出会ったことはありません。いつか北折さんのご講演の要約筆記ができるといいなと、夢のようなことを願っております。」
と書いてありました。こちらこそですですです〜!!
要約筆記さん、機材の準備もあるんでいつも打合せがなかなかできず、
いいのかなーと思いつつ、手話ほどの「翻訳」ではないので、
ま、しょーがないかなーと思ってたのです。
「情報保障」って言うんですねー。
言われてみれば確かに!!

この言葉を聞いて、ますます頑張らねばと思った次第であります。


posted by kitaori at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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